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第13回ハウスクリーニング雑学講座

皆さんこんにちは!

 

合同会社コンノクリーンサービス、更新担当の中西です。

 

 

 

ハウスクリーニングと環境への配慮〜“清潔”が地球を汚さないために〜

今回は、私たちの生活を快適に保ってくれる「ハウスクリーニング」に焦点を当て、環境への影響と現場での配慮について詳しくご紹介します。

清掃は“きれいにする仕事”ですが、その裏で使われる洗剤や水、排出されるゴミや排水が、環境に与える影響も無視できないものです。


■ ハウスクリーニングとは?

 

ハウスクリーニングは、プロの手によって住宅や施設の汚れを除去し、衛生・快適な空間を維持するサービスです。対象は多岐にわたり:

  • 水回り(キッチン、浴室、トイレ)

  • 床・フローリング

  • 換気扇・レンジフード

  • 窓・サッシ・網戸

  • エアコン内部洗浄

見た目の美しさだけでなく、カビ・ハウスダスト・アレルゲンの除去という健康面での意義もあります。


■ 環境に与える主な影響

 

1. 洗剤や薬剤の使用による水質汚染リスク

ハウスクリーニングでは油汚れ、カビ、水垢を落とすために強力な洗剤や酸性・アルカリ性薬品が用いられます。これらが適切に処理されずに排水として流れれば、河川や海の水質汚染につながる恐れがあります。

2. 多量の水使用による資源消費

特に高圧洗浄やエアコン洗浄などでは、1件の作業で数十リットル〜100リットルを超える水を使用することもあり、無駄な使用は水資源の浪費になります。

3. プラスチック・ゴミの排出

  • 使い捨てのスポンジ、ブラシ、マスク

  • 梱包ビニール、保護カバー類

  • 養生テープやビニールシートの使い捨て

清掃作業の裏では、意外と多くのプラごみ・産廃が発生している現実も見逃せません。


■ 環境に配慮した清掃の実践例

 

● 環境対応型洗剤の導入

  • 植物由来の界面活性剤使用

  • 生分解性の高い洗浄剤(自然界で分解される)

  • 合成香料・着色料不使用

家庭でも注目されている「ナチュラルクリーニング」を、業務用にも活かす流れが進んでいます。

● 適正な使用量と希釈管理

洗剤は**“たくさん使えば汚れが落ちる”わけではありません**。適正な希釈率で使い、排水量と化学物質の濃度を最小限に抑えることが重要です。

● 廃水・排気の処理とマナー

  • エアコン洗浄の廃水は屋外での処理を避け、室内回収して持ち帰る

  • 高圧洗浄ではドレン排水を適切に流す

  • 音やにおいへの配慮も、住環境保全の一環です。


■ サステナブル清掃が選ばれる時代へ

 

近年では、「エコ清掃」「グリーンクリーニング」といった環境配慮型の清掃サービスを求めるユーザーも増えています。特に:

  • 小さなお子様のいる家庭

  • アレルギー体質の方

  • ペットを飼っている世帯

これらのお客様は、化学薬品に敏感な傾向があるため、「環境にやさしい清掃」はサービス価値そのものになりつつあります。


■ まとめ:“きれいにする”だけで終わらせない清掃へ

 

ハウスクリーニングは、単に汚れを落とすだけでなく、**社会と環境を意識した「やさしい清掃」**が求められる時代になっています。

きれいにすることが、環境を汚さないことにつながる――そんな意識のあるプロの仕事が、これからの信頼を築いていくのです。

 

 

 

次回もお楽しみに!

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