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皆さんこんにちは!
合同会社コンノクリーンサービス、更新担当の中西です。
さて今回は
~計画~
ということで、プロとして信頼されるハウスクリーニング業者になるために欠かせない「計画力」について、深く掘り下げてご紹介します。
ハウスクリーニング業は、ただ掃除をすれば良いという単純な業種ではありません。
効率的で、無駄のない段取りと、品質を安定させる再現性のある作業を実現するためには、的確な「計画」が欠かせません。
しかしながら、多くの現場では「なんとなくの経験」で段取りを組み、作業の質や売上にバラつきが出ているケースが少なくありません。
ハウスクリーニングは「時間」「人員」「資機材」のバランスが命です。
適切な計画がなければ…
作業時間が押して、次の現場に遅刻
清掃用具の忘れ物で作業中断
洗剤が途中で足りなくなり、品質が不安定
休憩・移動時間が確保できず、作業員が疲弊
こういった「小さなミスの積み重ね」が、顧客満足度を下げ、リピート率の低下や悪い口コミにつながります。
ハウスクリーニング業において考えるべき計画は、主に以下の3つです。
閑散期/繁忙期の予測と売上目標設定
集客キャンペーンのタイミング(春の引越しシーズン、年末の大掃除など)
作業員のシフト管理、定期顧客の優先配置など
👉 Point: 年間の繁忙期に合わせて人員確保や洗剤・消耗品の発注を前倒しで行えるようにする。
1件ごとの現場に対して、作業手順・時間配分・使用道具・清掃方法を事前に整理することが重要です。
作業内容の優先順位(例:水回り→床→窓の順)
各作業の所要時間目安(浴室30分、換気扇45分など)
使用洗剤と道具(特定素材への対応可否も含む)
必要な脚立・延長コード・養生資材など
👉 Point: 特にチームでの作業の場合は、分担作業計画(誰がどこをやるか)を明確にし、当日朝に全体確認を行うと効率が劇的に上がります。
同一エリアでの案件を1日にまとめる(ルート最適化)
渋滞時間帯や道路状況を考慮した余裕のある移動時間の確保
駐車場の事前確認と有料駐車場使用の可否
👉 Point: カーナビだけに頼らず、Googleマップのリアルタイム交通情報やストリートビューで下見する習慣をつけると、移動トラブルが激減します。
計画は、頭の中で考えるだけではなく見える化(=書き出すこと)が大切です。
そのために役立つのが「チェックリスト」や「日報・作業テンプレート」です。
📋【現場作業チェックリスト】:作業項目・持ち物・注意点の一覧化
📆【週間スケジュール表】:Googleカレンダー連携でスマホ管理
🗂【作業報告書テンプレート】:作業内容、気づき、次回へのメモ
👉 Point: 毎回の仕事で繰り返し使えるフォーマットを用意しておくと、新人育成やチーム連携にも非常に効果的です。
| 想定リスク | 対策 |
|---|---|
| 汚れが予想より重度だった | 時間に余裕を持たせる/事前見積もりで確認 |
| 道具の忘れ物 | 搬出チェックリストの活用/予備の常備 |
| 天候によるスケジュール変更 | 室内作業を優先配置/代替日確保の提案 |
| 顧客都合での急なキャンセル | キャンセルポリシーの事前説明・同意取得 |
単に作業計画を立てるだけでなく、それを「検証・改善」していくことが、長期的な成長につながります。
P(Plan):事前にスケジュールや作業手順を立てる
D(Do):計画通りに実行
C(Check):予定通りか?時間・品質・顧客満足はどうだったか?
A(Act):次回に活かす改善策を反映
👉 Point: 作業後のフィードバックミーティングや、定期的なスタッフ会議で「次回改善点」を共有する習慣が、リピーター獲得に直結します。
「計画」という言葉には堅苦しさを感じるかもしれません。
しかし、実際には計画こそが、効率・品質・信頼・収益性のすべてを支える“土台”です。
スムーズな現場運営やスタッフの負担軽減、そして何よりお客様からの「またお願いしたい」という言葉は、すべて綿密な計画から生まれます。
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皆さんこんにちは!
合同会社コンノクリーンサービス、更新担当の中西です。
さて今回は
~確認事項~
ということで、今回は、現場経験のあるプロ目線で、訪問前~作業直前までのチェック事項を徹底的に深掘りしてご紹介します!
ハウスクリーニング業は、ただ掃除をするだけではありません。
依頼者の大切な住空間に入る仕事であり、清潔感・安心感・信頼感のすべてを提供するサービス業です。
中でも、「作業前の事前確認」はトラブルを防ぎ、顧客満足度を高めるために非常に重要です。
まず基本中の基本ですが、ここでの聞き取りミスが後々のトラブルの種になります。
氏名・住所・電話番号の確認
クリーニング箇所の明確化(例:浴室1箇所+換気扇、など)
部屋の間取りと建物の構造(戸建てorマンション)
作業可能な日時、所要時間の見積り
駐車スペースの有無(近隣パーキングの費用負担も含む)
👉 Point: 電話やネット予約だけで判断せず、現地見積りや写真提供を求めると誤解が減ります。
現地の状態は依頼者の申告と違うことも多いため、目視での確認が必須です。
クリーニング対象の素材・劣化状況(カビ、水垢、焦げ、破損など)
電気・水道・ガスの使用可否
清掃用機器の搬入経路・作業スペース
高所作業が必要かどうか(脚立やロングポールの準備)
ペットの有無やアレルギー情報
👉 Point: たとえば浴室のエプロン内部や換気扇内部は、事前確認で汚れの度合いを把握しておくと、作業時間や追加料金の説明がスムーズになります。
住居内では、素材に合わない薬剤や工具が損傷の原因となることがあります。
フローリング → 強アルカリ洗剤NG、PH中性で対応
漆喰壁や無垢材 → 水拭き不可、乾拭き中心
ステンレス → クレンザーや金属ブラシNG
電解水・エコ洗剤など、環境配慮が求められることも
👉 Point: お子様やペットがいる家庭では、低刺激・無臭洗剤の使用希望があるケースも多いので、事前に確認しましょう。
ここがプロの分かれ道です。「この汚れは完全には落とせない可能性がある」「経年劣化による破損の恐れがある」など、リスクを事前に説明することが、信頼につながります。
落ちない汚れがある場合の説明と了承
破損・故障のリスクがある箇所(古い換気扇、焦げ付き天板など)
高所作業や水回りでの養生範囲の説明
追加料金が発生するケースの事前説明
👉 Point: 書面または口頭で了承を得ることで、「言った・言わない」問題を防げます。
ハウスクリーニングは「作業の質」だけでなく、近隣や共用部への配慮も評価対象です。
近隣に騒音が響かないか?(例:バキューム音やスチーム音)
共用廊下やエレベーターを汚さないよう養生を行っているか
タバコや香水、強い体臭など、作業員の身だしなみ
作業中の靴カバーや室内マットの使用
👉 Point:「作業員が清潔だった」「作業後の片づけまで丁寧だった」という口コミは、集客にも直結します。
事前確認を徹底することは、作業の失敗を防ぐだけでなく、「この業者は信頼できる」と思ってもらう第一歩です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 顧客情報 | 住所・連絡先・駐車場の有無 |
| 清掃範囲 | 部屋数・設備・希望作業内容 |
| 現場状況 | 素材・汚れの度合い・水道/電気使用可否 |
| 使用薬剤 | アレルギー対応・素材適合性 |
| トラブルリスク | 落ちにくい汚れ・破損リスクの説明 |
| 周囲配慮 | 騒音・共用部養生・作業マナー |
ハウスクリーニングの評価は、「汚れが落ちたか」だけではありません。
事前の確認・説明・配慮こそが、顧客との信頼関係を築き、リピーターや紹介につながる“見えない価値”になります。
「仕事の前にするべきこと」がプロをプロたらしめる。
それが、ハウスクリーニングの本質です。
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