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月別アーカイブ: 2025年6月

第14回ハウスクリーニング雑学講座

皆さんこんにちは!

 

合同会社コンノクリーンサービス、更新担当の中西です。

 

 

 

ハウスクリーニングの未来〜暮らしの変化と共に進化するプロの力〜

今回は、ハウスクリーニング業界の「未来」について、技術革新・働き方の変化・ライフスタイルの変化といった多角的な視点でお話しします。


■ ハウスクリーニングが社会に求められる理由が変わってきた

 

かつては「時間がなくて掃除できないから依頼する」という動機が主でしたが、今では

  • 高齢者や子育て世代の生活支援サービス

  • アレルギー対策・健康維持の環境づくり

  • 働き方改革で家事外注化が進む現代

など、“生活の質”を支えるサービスとしての需要が高まっています。


■ テクノロジーとプロの融合が進む現場

 

1. 高性能機材・道具の進化

  • 超音波洗浄機、スチームクリーナー、高圧洗浄機

  • 汚れ検出用センサー付きブラシ

  • HEPAフィルター付き集塵機

これらは従来の“力仕事”から、“技術と精密機器の組合せ”にシフトする兆しです。

2. デジタルとの融合

  • 予約・見積・報告がすべてアプリで完結

  • 現場の仕上がり写真をその場でクラウド共有

  • 顧客ごとの作業履歴・素材情報をデータベース化

これにより、個人事業主でもハイクオリティな顧客対応が可能な時代となっています。


■ 多様化するサービスとニーズ

 

● 清掃+αの時代へ

  • 整理収納アドバイザーとの連携

  • 害虫・カビ・ウイルス対策を含む「環境コンサル型サービス」

  • 住宅メンテナンスとの複合提案

“ただ掃除をする”から、“暮らしを整えるパートナー”へと、求められる役割が広がっています。


■ 働き方の変化と人材の可能性

 

● フリーランス・女性・シニアの活躍拡大

  • 業務委託型・時間制報酬制など、多様な働き方が可能

  • 力仕事の機械化により女性や高齢者も活躍できる業界

  • 「ライフスタイルに合った副業」として人気上昇中

 

● 技術継承と職人化も進行中

  • 国家資格化には至らないものの、社内資格制度や技術試験を導入する企業も増加

  • ベテランの清掃ノウハウを動画化・マニュアル化して新人教育へ


■ ハウスクリーニングが持つ“未来価値”

 

  • 高齢化社会における在宅支援

  • 脱炭素・省資源を意識したエコ清掃

  • 健康維持・生活環境改善の基盤整備

清掃業はもはや「裏方」ではありません。**誰もが快適に暮らす社会を支える“生活のインフラ”**として、未来に欠かせない存在へと進化しています。


■ まとめ:プロの手が、未来の暮らしを変える

 

ハウスクリーニングの未来は、機械と人の融合、技術と環境意識の融合、そして暮らしとの融合です。

掃除という行為の先に、「健康」「安心」「豊かさ」を届けられる。
そんなプロフェッショナルこそが、これからの社会に本当に必要とされていくのです。

 

次回もお楽しみに!

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第13回ハウスクリーニング雑学講座

皆さんこんにちは!

 

合同会社コンノクリーンサービス、更新担当の中西です。

 

 

 

ハウスクリーニングと環境への配慮〜“清潔”が地球を汚さないために〜

今回は、私たちの生活を快適に保ってくれる「ハウスクリーニング」に焦点を当て、環境への影響と現場での配慮について詳しくご紹介します。

清掃は“きれいにする仕事”ですが、その裏で使われる洗剤や水、排出されるゴミや排水が、環境に与える影響も無視できないものです。


■ ハウスクリーニングとは?

 

ハウスクリーニングは、プロの手によって住宅や施設の汚れを除去し、衛生・快適な空間を維持するサービスです。対象は多岐にわたり:

  • 水回り(キッチン、浴室、トイレ)

  • 床・フローリング

  • 換気扇・レンジフード

  • 窓・サッシ・網戸

  • エアコン内部洗浄

見た目の美しさだけでなく、カビ・ハウスダスト・アレルゲンの除去という健康面での意義もあります。


■ 環境に与える主な影響

 

1. 洗剤や薬剤の使用による水質汚染リスク

ハウスクリーニングでは油汚れ、カビ、水垢を落とすために強力な洗剤や酸性・アルカリ性薬品が用いられます。これらが適切に処理されずに排水として流れれば、河川や海の水質汚染につながる恐れがあります。

2. 多量の水使用による資源消費

特に高圧洗浄やエアコン洗浄などでは、1件の作業で数十リットル〜100リットルを超える水を使用することもあり、無駄な使用は水資源の浪費になります。

3. プラスチック・ゴミの排出

  • 使い捨てのスポンジ、ブラシ、マスク

  • 梱包ビニール、保護カバー類

  • 養生テープやビニールシートの使い捨て

清掃作業の裏では、意外と多くのプラごみ・産廃が発生している現実も見逃せません。


■ 環境に配慮した清掃の実践例

 

● 環境対応型洗剤の導入

  • 植物由来の界面活性剤使用

  • 生分解性の高い洗浄剤(自然界で分解される)

  • 合成香料・着色料不使用

家庭でも注目されている「ナチュラルクリーニング」を、業務用にも活かす流れが進んでいます。

● 適正な使用量と希釈管理

洗剤は**“たくさん使えば汚れが落ちる”わけではありません**。適正な希釈率で使い、排水量と化学物質の濃度を最小限に抑えることが重要です。

● 廃水・排気の処理とマナー

  • エアコン洗浄の廃水は屋外での処理を避け、室内回収して持ち帰る

  • 高圧洗浄ではドレン排水を適切に流す

  • 音やにおいへの配慮も、住環境保全の一環です。


■ サステナブル清掃が選ばれる時代へ

 

近年では、「エコ清掃」「グリーンクリーニング」といった環境配慮型の清掃サービスを求めるユーザーも増えています。特に:

  • 小さなお子様のいる家庭

  • アレルギー体質の方

  • ペットを飼っている世帯

これらのお客様は、化学薬品に敏感な傾向があるため、「環境にやさしい清掃」はサービス価値そのものになりつつあります。


■ まとめ:“きれいにする”だけで終わらせない清掃へ

 

ハウスクリーニングは、単に汚れを落とすだけでなく、**社会と環境を意識した「やさしい清掃」**が求められる時代になっています。

きれいにすることが、環境を汚さないことにつながる――そんな意識のあるプロの仕事が、これからの信頼を築いていくのです。

 

 

 

次回もお楽しみに!

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