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日別アーカイブ: 2025年4月21日

第10回ハウスクリーニング雑学講座

皆さんこんにちは!

合同会社コンノクリーンサービス、更新担当の中西です。

 

さて今回は

~計画~

ということで、プロとして信頼されるハウスクリーニング業者になるために欠かせない「計画力」について、深く掘り下げてご紹介します。

 

効率・品質・信頼をつくる「見える化」の技術

ハウスクリーニング業は、ただ掃除をすれば良いという単純な業種ではありません。
効率的で、無駄のない段取りと、品質を安定させる再現性のある作業を実現するためには、的確な「計画」が欠かせません。

しかしながら、多くの現場では「なんとなくの経験」で段取りを組み、作業の質や売上にバラつきが出ているケースが少なくありません。


✅ なぜハウスクリーニング業に「計画」が重要なのか?

ハウスクリーニングは「時間」「人員」「資機材」のバランスが命です。
適切な計画がなければ…

  • 作業時間が押して、次の現場に遅刻

  • 清掃用具の忘れ物で作業中断

  • 洗剤が途中で足りなくなり、品質が不安定

  • 休憩・移動時間が確保できず、作業員が疲弊

こういった「小さなミスの積み重ね」が、顧客満足度を下げ、リピート率の低下や悪い口コミにつながります。


✅ ハウスクリーニング業における3つの計画とは?

ハウスクリーニング業において考えるべき計画は、主に以下の3つです。

① 業務全体のスケジュール計画(年間・月間・週間)

  • 閑散期/繁忙期の予測と売上目標設定

  • 集客キャンペーンのタイミング(春の引越しシーズン、年末の大掃除など)

  • 作業員のシフト管理、定期顧客の優先配置など

👉 Point: 年間の繁忙期に合わせて人員確保や洗剤・消耗品の発注を前倒しで行えるようにする。


② 各現場ごとの作業計画(作業前の段取り)

1件ごとの現場に対して、作業手順・時間配分・使用道具・清掃方法を事前に整理することが重要です。

計画すべき内容の例

  • 作業内容の優先順位(例:水回り→床→窓の順)

  • 各作業の所要時間目安(浴室30分、換気扇45分など)

  • 使用洗剤と道具(特定素材への対応可否も含む)

  • 必要な脚立・延長コード・養生資材など

👉 Point: 特にチームでの作業の場合は、分担作業計画(誰がどこをやるか)を明確にし、当日朝に全体確認を行うと効率が劇的に上がります。


③ 移動・ロジスティクスの計画

  • 同一エリアでの案件を1日にまとめる(ルート最適化)

  • 渋滞時間帯や道路状況を考慮した余裕のある移動時間の確保

  • 駐車場の事前確認と有料駐車場使用の可否

👉 Point: カーナビだけに頼らず、Googleマップのリアルタイム交通情報やストリートビューで下見する習慣をつけると、移動トラブルが激減します。


✅ 計画の見える化=「チェックリスト化」「テンプレート化」がカギ

計画は、頭の中で考えるだけではなく見える化(=書き出すこと)が大切です。
そのために役立つのが「チェックリスト」や「日報・作業テンプレート」です。

✅ おすすめの計画ツール

  • 📋【現場作業チェックリスト】:作業項目・持ち物・注意点の一覧化

  • 📆【週間スケジュール表】:Googleカレンダー連携でスマホ管理

  • 🗂【作業報告書テンプレート】:作業内容、気づき、次回へのメモ

👉 Point: 毎回の仕事で繰り返し使えるフォーマットを用意しておくと、新人育成やチーム連携にも非常に効果的です。


✅ トラブルやクレームを防ぐ「計画時の想定リスク」と対策

想定リスク 対策
汚れが予想より重度だった 時間に余裕を持たせる/事前見積もりで確認
道具の忘れ物 搬出チェックリストの活用/予備の常備
天候によるスケジュール変更 室内作業を優先配置/代替日確保の提案
顧客都合での急なキャンセル キャンセルポリシーの事前説明・同意取得

✅ 成功している業者は「計画のPDCA」を回している

単に作業計画を立てるだけでなく、それを「検証・改善」していくことが、長期的な成長につながります。

  • P(Plan):事前にスケジュールや作業手順を立てる

  • D(Do):計画通りに実行

  • C(Check):予定通りか?時間・品質・顧客満足はどうだったか?

  • A(Act):次回に活かす改善策を反映

👉 Point: 作業後のフィードバックミーティングや、定期的なスタッフ会議で「次回改善点」を共有する習慣が、リピーター獲得に直結します。


✅良い仕事は、良い計画から始まる

「計画」という言葉には堅苦しさを感じるかもしれません。
しかし、実際には計画こそが、効率・品質・信頼・収益性のすべてを支える“土台”です。

スムーズな現場運営やスタッフの負担軽減、そして何よりお客様からの「またお願いしたい」という言葉は、すべて綿密な計画から生まれます。

 

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